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高円寺すしざんまいの「名物おじいちゃん」の話



こんにちは、店長です。

駅前に「すしざんまい」があります。

16年前のオープン日に行ったことがあります。

昔は24時間営業で

今は夕方から深夜まで。

昔は常連さんも多くて

その中でも忘れられないおじいちゃんがいました。

私が行くと

「おー、兄ちゃん元気か?」

だいたい向こうから話しかけてきます。

そして私の鮨が遅いと

「おーい、隣の兄ちゃんの鮨まだかね?」

いや、誰なんですか。

飲み物が減ってくると

「兄ちゃん、次なに飲む?」

完全に孫扱い。

しまいには店員さんより

私の注文状況を気にしてる。

話を聞いたら

そのおじいちゃん、週6で来てるらしい。

「もうタイムカードあるよ(笑)」

って自分で言ってました。

週6

それ、客じゃなくて勤務です。

下手したら私より出勤してる。

だから店に行けば

だいたいいる。

「あ、今日もいるな」

くらいが普通でした。

ところがある時から

2回行ってもいない。

3回行ってもいない。

さすがに気になって店員さんに

「あのおじいちゃん最近見ないですね」

と聞いたら

「亡くなったんですよ」

と。

それを聞いた時は

やっぱり寂しかったですね。

名前もちゃんと知らないし

連絡先も知らない。

でも、いつもいる人がいなくなると

店ってちょっと広く感じるんですよね。

今でもたまに入ると

「兄ちゃん元気か?」が聞こえてきそうです。

改めて、ご冥福をお祈りします。